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【体験談】災害対策!震災経験者がマジで困った事は◯と◯◯です!

こんにちは。

今回は、災害の対策方法についてお話しします。

東日本大震災を経験しました。

その内容を元に、なくて困ったもの、困ったことをお伝えします。

出来るだけ多くの人に、備えておく理由と対策を知っていただいて「困ったこと」を少しでも減らせれば幸いです。

c-illust1_01どう対策したらいいの?
何を準備したらいいの?
災害対策でキャンプは役に立つの?
ゆるいキャンプをしてみたいけどやり方が分からない。

 その不安を解決します。

 この記事の対象者

  • 防災意識の高い方
  • 災害が起きてもあわてたくない方
  • 家族を守りたい方
  • キャンプに少しでも興味のある方

 この記事を読んでわかること

災害(震災)の実体験から、
・どういう状況になるのか?
・対策はどうすればいいのか?
状況と対策方法が分かります。

【所要時間】

『読むだけ』
⇒「約2分~3分」

 この記事の信頼性

キャンプ歴35年。

宮城県沖地震(S53年・小学生の頃)と東日本大震災を経験した私が、実際に体験した内容を記述し、重要な部分を含めて解説しています!

震災でマジ困った事は「水」と「食料」です!

防災対策-非常食

震災体験者がマジで困った事は「水」と「食料」です!

たけちん
先日、また大きな地震が発生しました。

宮城県沖地震や東日本大震災で体験した、困ったものや困った事の状況から、災害の対策方法をご紹介したいと思います。

【実録】
震災時にやってくる状況

私の実体験から、震災時にやってくる状況をお伝えしましょう。

念を押しますが、フィクションではありません。

たけちん
実際に起きた事です!

 震災時の状況

  • 電気が止まる
  • ガスが止まる(プロパンはOK)
  • 水道が止まる
  • 携帯電話(スマホ) 通話できない
    たまにつながる
    メール、SNS、災害伝言板は有効
  • ガソリンが無くなる
    ・ガソリンスタンドは大渋滞
  • スーパーに食べ物が無くなる
  • コンビニが閉店(商品が無くなる)
  • 公共交通機関は全て運休
  • 高速道路 通行止め

電気、ガス、水道が止まると?

当然ながら、電化製品が使えません。

テレビが観られず、周辺で何が起きているのか、状況が分かりません。

冷蔵庫の中身が使えなくなります。
特に冷凍食品は全滅。

水洗トイレが使えなくなります。
もちろんウォシュレットも使用不可。

携帯電話(スマホ)は?

通話はときどきつながる程度。

メールやSNSなどはOKだった。

ガソリンスタンドは?

給油は制限されます。

震源地や被害の大きい地域では、ほぼ買えません。緊急車両のみに販売されます。

隣県でも5リッターや10リッターなど、容量制限がしばらく続きます。(満タンには出来ません)

タンクローリーが走行しているのを見ると、追いかける人もいたそうです(これは聞いた話)。
(映画「マッドマックス」を思い出しましたよ^^;)

たけちん
信じられないと思いますが、

1つのガソリンスタンドに1km-2kmぐらいの車が並びます。もちろん入荷未定なので、並んだまま車中泊する人、そのまま車を置いて帰る人がいます。

コンビニやスーパーは?

震災直後は、長蛇の列。
レジが使えない為、電卓で計算し会計します。

水、食料、電池、ティッシュ、衣類、ほとんど全てがなくなります。

※ お酒類や缶コーヒー類は残ってましたね。
ここ!意外と重要な発見!

この実際の状況が意味するものは、
無くても困らない品物が残るんです!!

普段、何気なく結構なお金を使ってますよね。
体にもあまり良くない物なのに。
CMもガンガン流れているし。

経済のカラクリが分かりますね笑

物流がとまるので、入荷が未定。

入荷された場合、お店に「2-3時間」並びます。購入できるのは僅かな(少し)食料。
食パンは「2-3週間」手に入らなかったですね。

震災後は1日中、食料確保のために動き回ってました。

たけちん
つらい思い出です。
時間と体力とガソリンを大量に消費しました(>_<)

食料確保が困難!この状況を解決するためには!?

この状況から本当に困ったもの

 無くて困ったもの

  • 水と食料
  • 電気
  • ガソリン
  • トイレを流す水

対策方法

キャンプ-テント

c-illust1_01日頃から常備しておくものや、災害時にあわてない対策方法をご紹介します。

  1. 備蓄する
  2. 普段の持ち物を意識する
  3. キャンプで災害時の疑似体験をしてみる
  4. 今すぐやってみる
  5. アニメを観て、家族で防災意識をアップ

①備蓄する

たけちん
備蓄するものをご紹介します。

一度に購入するのではなく、災害前に少しづつ準備しましょう。

 備蓄リスト

品名

内容

1 【飲料用1人1日2リットル×7日間分】
最悪、水のみで1週間生き延びれる。
キャンプにも使えるポリタンクがあると便利。
・水洗トイレ用にもなる。
2 食料 【保存食(1人3食×7日間分)】
ペット食も家族同様に備蓄する。
冷凍食品や冷蔵食品の冷蔵庫保存はさける。
停電になるため冷蔵庫は使用できないと想定する。
※ 住居に自家発電があるならラッキー。
震災経験者が準備した物は?
3 懐中電灯・ランタン 【闇を照らすもの】
夜は漆黒の闇。月が出ていれば月明かりのみ。
夜は見事に真っ暗になります。
4 電池・モバイルバッテリー 懐中電灯や携帯電話(スマホ)の充電用
5 カセットコンロ カップ麺のお湯やレトルトを温めたりする。
冬季は暖もとれる。
6 燃料 カセットコンロ用ガスボンベ
(大量のボンベの備蓄は危険!!)
ガソリンの自宅保管も危険。
マイカー保有者は常に満タンにしておく。
7 ウェットティッシュ 手を拭いたり、体を拭く。
お風呂に入れない可能性大。
8 水のいらないハンドソープ 手の消毒。アルコールでもいい。
感染症対策。
9 水のいらないシャンプー 必要であれば。
2,3日は我慢できる。
それ以降はベタベタになってくる。
2,3日洗髪しない体験をしてみる。
どうなるか?
必要なら買っておく。
あっても気休め程度の効果しかない。
10 着替え・防寒着 家にあるものでOK。
11 現金 ある程度現金も必要。
電気が止まるのでお店でキャッシュレス決済ができない場合あり。
お店のネットワーク回線が切断されている可能性も十分あり得る。
 12 カイロ  無いよりはいい
(地震は寒い時期が多い)

震災後などの混乱時期は、多くの方々に物資がいきわたるよう、過剰な備蓄は避けましょう。

平常時に家族の必要な分だけ備蓄しておく。

②普段の持ち物を意識する

たけちん
日常的に携帯しておく最低限の物をご紹介します。

震災(災害)は突然発生します。

仕事や外出時に携帯しておくと、いざという時に自分自身や周囲の人を守れる道具を紹介します。

 持ち物リスト

No. 品名 内容
1 マスク 災害時はチリやほこりで呼吸器官を痛める。
マスクやハンカチで防御する。
2 ハンカチ 用途多種
3 ティッシュ 用途多種
4 手袋 カバンに邪魔にならない薄手でOK。
できれば革製。
がれきをつかんだりする可能性がある。
5 懐中電灯 夜の帰宅など漆黒の闇の中を歩くため。
スマホのライトでもいいが、極力バッテリー消費を抑えるため、別に準備した方がいい。
100均でもOK。
電池は信頼できる新しいものにしておく。
6 飲料・簡易食料 間食用のおやつなど、なんでもいい。
一個でもいい。
震災直後から手に入らないと思った方がいい。

c-illust1_01履物はスニーカーなど歩きやすい靴で外出した方がいいです。

特に女性の方、仕事上、仕方ない場合を除き、ハイヒールなどは避けて5km以上歩ける靴に慣れておきましょう。

③キャンプで災害時の疑似体験をしてみる

キャンプは災害訓練になるの?

 結論

経験がないよりはあった方が断然いい。

キャンプの経験があると、必要最低限の道具や食料などの知識を習得しているため、あわてる必要がありません。

キャンプ時と災害時で似ている状況

  • 電気がない
  • ガスがない
  • 近くに水場がない
  • 近くにトイレがない
  • 近くに食べ物屋さんがない

※ オートキャンプ場、豪華設備のキャンプ場を除く

わざわざツラい経験をしなくてもいいですが、ゆるいキャンプで楽しく、かつ少し不便な体験をしてみることをお勧めします!

ン△してみよう!

 ここ大事!!

キャンプをしてみると、何が足りないか、やってみて初めてわかる。

nyanzou
ニャンぞー
たけちん!
キャンプ場に行く時間がにゃいぞ。
たけちん
だよねー!
そういう時は
家でやってみよー^^

超簡単!キャンプ初心者におススメの体験方法!

自宅でやってみよう。へやキャン△!!

必ずしもキャンプ場や野外でやる必要はありません。自宅でやってみましょう。

その方法は?

 電気ブレーカーを落としてやってみる。

電気製品が使えない体験をしてみます。

そんなの無理だよ!
という方は、なるべく電気製品を使わずにやってみる。
(照明、IHコンロ、WiFi、TVなど)

 水道を止水栓で止めてやってみる。

断水の体験をしてみます。
水洗トイレも使えなくなります。

大抵は「水抜き栓」で止水できますが、無理なら節水を意識してやってみましょう。

 1日~2日間以上やってみる(24時間以上)

なるべく長期で体験することをおすすめします。
そうする事で、本当に必要なものが分かってきます。

 家族みんなでやってみる。

家族のいる方は、一人では出来ないので、みんなでやってみましょう。
乗り気じゃ無く、少し説得してもいやだと言われたらあきらめる。
強制はしないようにしましょう^^;

仕事が続く日はさすがにつらいので、連休などにやってみる。

この体験の回数を重ねると、質が上がってきます。

道具や食料など、何が必要で何が不要か、体感で分かってきます。

④今すぐやってみる。

たけちん
今すぐやってみましょう!

今すぐ行動しよう!1回だけでも効果的です。

いつやるの?

今でしょ!

⑤アニメを観て
家族で防災意識をアップ!

『東京マグニチュード8.0』というアニメをご存知でしょうか?

東京マグニチュード8.0 公式サイト

このアニメを観た時、あまりにもリアルな内容で正直いって衝撃的でした。

場所は違うけど、ほぼ現実に起こった内容が描写されています。

しかも東日本大震災の2年前に放送されていたんです。

私が観たのは東日本大震災のだいぶ後ですが震災前に観ていれば、随分と意識や準備が違っていたのかも知れません。

観て損は無し。

いや、観るべき。

そして、備えましょう!

FODで1話だけでも観てください。
登録無しで無料です!!
公式サイト【1話無料】⇨

おまけ

震災体験者が実際に備えた「食料」や「道具」の記事をご紹介します。

キャンプや不意の停電などでも使える防災グッズをご紹介していますので、キャンプ好きや、ゆるキャン△好きの方、防災意識の高い方は参考にしていただければ幸いです^^

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